【エンタメ業】LINE問合せ自動化!業務負担を大幅軽減

エンタメ業界では、キャンペーンやイベント時を中心にLINEを通じた問い合わせ対応が急増し、従来の人的対応では追いつかない状況が課題となっていました。そこで、Difyを活用したFAQの整備と、LINEとの自動連携によるAI応答の仕組みを導入。
その結果、即時対応による顧客満足度の向上と、運用コストの削減を同時に実現した事例を紹介します。

導入背景

エンタメ業界では、公演・配信・チケット販売などのタイミングに合わせて顧客からの問い合わせが集中します。
なかでもLINE公式アカウント経由の問い合わせが急増しており、以下のような課題が顕在化していました:
  • 対応件数が多く、即時返答が難しい
  • 対応者の確保や育成にコストと時間がかかる
  • 過去の問い合わせ内容を有効に再利用できていない
そこで今回、よくある質問をAIが即時回答し、それ以外は有人対応に振り分けるハイブリッド型の仕組みを整備。業務負担と顧客満足の両立を目指しました。

実施内容

1. FAQの整理とAIナレッジ化

  • 過去の問い合わせログから、よくある質問を抽出・整備
  • 整理したFAQをDifyに登録し、AIが参照可能なナレッジとして構築

2. LINE連携による自動応答導入

  • LINE公式アカウントとDifyを接続し、ユーザーの質問にAIがリアルタイムで自動応答
  • 事前のチューニングにより、文体やトーンもエンタメ向けに最適化

3. AI未対応の質問は有人対応へ振り分け

  • FAQに該当しない質問は、LINE上からスムーズに有人オペレーターにエスカレーション
  • 顧客の待ち時間を最小限にしつつ、対応品質を維持
 

技術構成

 

利用サービス・技術

Dify, RAG, LINE

導入効果

今回の取り組みにより、以下の効果を確認できました。
導入前の課題改善されたポイント
問い合わせ急増時に即時対応が困難AIによる即時応答で、問い合わせへの待ち時間を大幅短縮
オペレーター対応に時間と人件費がかかるオペレーター対応は必要な部分のみに限定され、人的負担を軽減
回答の品質やスピードにばらつきが生じていた対応の一貫性とスピードが向上し、顧客満足度も向上

今後の展望

今回の導入によって、LINEを活用した自動応答の有効性と実用性を確認できました。
今後は以下のようなステップで、さらに運用の高度化と適用範囲の拡大を予定しています:
  • FAQ対象の拡大(イベント内容・キャンセル対応・システム障害時など)
  • 応答精度向上のためのチューニング強化
  • CRMや予約管理システムとの連携によるパーソナライズ応答の実現

反応スピードも満足度も、大きく向上

今回の取り組みによって、LINEでの問い合わせに即時対応できる体制が整い、
  • 問い合わせ対応のスピードが上がり
  • オペレーターの負担が軽くなり
  • 顧客体験が大幅に向上しました。
「AIなのに違和感がない」「返事が早くて助かる」といった声も寄せられ、本格運用への確かな手応えを得ています。

小さく試してみたい企業様も、お気軽にご相談ください

Elcamyでは、「まずは一部FAQだけ試してみたい」「LINEとの連携を試験的にやってみたい」といったご相談にも対応可能です。
  • LINEでの問い合わせ対応に追われている
  • オペレーターの業務負荷を減らしたい
  • 顧客とのコミュニケーションをもっと効率化したい
という企業様に向けて、最適な仕組みと導入ステップをご提案いたします。まずはお気軽に、お問い合わせください。

サービス紹介

Dify の構築や、ワークフローの作成は、見た目以上に複雑で思っていたより大変な部分も多いんです。でも、ご安心ください。弊社のサービスで、そんな面倒な作業も丸投げできちゃいます。
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