Dify エンタープライズ版導入支援
FAQ
セキュリティ・データガバナンスに関するご質問
Q: Dify Enterprise版は、当社の厳しいセキュリティ要件(例:金融、医療、政府機関)を満たせますか?
A: はい、Dify Enterprise版は、お客様のオンプレミス環境やプライベートクラウド(AWS、Google Cloud)に高セキュリティ・高可用な構成で導入可能です。 データの所在はお客様の管理下に置かれ、機密情報が外部に漏洩するリスクを最小限に抑えます。 また、SSO(シングルサインオン)連携により、既存の認証基盤と統合し、アクセス制御を一元管理できます。
Q: どのような形でログや利用状況の監査・監視が可能ですか?
A: Dify Enterprise版は、すべての操作ログ、APIリクエスト、メッセージ履歴を無制限に保存できます。 これらのログは、お客様の環境内で管理され、監査要件に応じたアクセス、監視、分析が可能です。Elcamyのメンテナンスサポートでは、ログ監視・通知・障害対応も含まれており、運用の透明性を確保します。
Q: 外部LLMとの連携におけるデータプライバシーはどうなりますか?
A: Difyは、お客様が利用する外部LLM(例:OpenAI, Claude, Geminiなど)のAPIを通じてモデルと連携します。Dify自体がお客様のデータを外部LLMプロバイダーに直接送信することはありません。 データプライバシーは、お客様とLLMプロバイダー間の契約およびLLMプロバイダーのデータポリシーに依存します。Difyはデータの中継役として機能し、お客様はプロバイダーのプライバシーポリシーに基づいてLLMを選択できます。
Q: 社内の特定部門やグループのみにAI利用を限定するなど、細かなアクセス制御は可能ですか?
A: はい、Dify Enterprise版は複数ワークスペースの作成機能に対応しており、部門やプロジェクトごとに独立したワークスペースを構築できます。各ワークスペース内でユーザーの権限管理やアクセス制御を細かく設定できるため、情報システム部門は全社的なガバナンスを維持しつつ、各部門が自律的にAI活用を進める環境を提供できます。
導入・運用に関するご質問
Q: 導入から運用開始までの期間はどれくらいかかりますか?
A: お客様の要件や既存環境によって変動しますが、最短で2ヶ月程度を見込んでいます。 Elcamyでは、GCPリソースの設計・構築からDifyのインストール、CI/CD構築まで一貫して支援し、迅速な立ち上げを実現します。
Q: Dify Enterprise版を導入した場合の運用負荷はどれくらいになりますか?
A: お客様が自社でインフラを運用する負担は軽減されます。Elcamyのメンテナンスサポートでは、Dify Enterpriseインフラの運用代行、ログ監視、障害対応、バックアップ/復旧、Dify本体および関連ミドルウェアのバージョンアップ対応まで一貫して実施します。 これにより、お客様はAIアプリの開発と社内活用推進に集中できます。
Q: Difyのバージョンアップはどのように行われますか?
A: Elcamyのメンテナンスサポートに含まれており、Dify本体および関連ミドルウェアのバージョンアップを定期的に実施します。 お客様の環境に合わせたテストを行い、安定稼働を確認した上で適用しますのでご安心ください。
Q: 導入費用や運用費用はどれくらいかかりますか?クラウド運用費を抑える方法はありますか?
A: 費用は「初期構築費用」「社内推進支援費用」「メンテナンス費用」、そして「(別途)クラウド運用費」に分かれます。具体的な費用については、お客様の要件に合わせて個別にお見積もりいたします。クラウド運用費については、GKEのスポットVMや自動スケール設計などを組み合わせることで、最大60%程度の運用費削減もご提案可能です。 詳細はお問い合わせください。
活用・定着化に関するご質問
Q: ノーコード/ローコードと言っても、現場で本当に使いこなせるか不安です。社内への浸透支援はありますか?
A: Elcamyの「社内推進支援」サービスでは、ユースケース集、プロンプト集、活用マニュアルの提供に加え、ワークショップの実施による現場へのAI活用浸透を支援します。お気軽にお問い合わせください
Q: 既存の業務プロセスやシステムとDifyで開発したAIアプリを連携させることは可能ですか?
A: 可能です。特にMicrosoft TeamsやSlack、LINEなどのコミュニケーションツールとの連携で普段の業務にも浸透させやすくなります。