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#ビジネス2025.06.13

【2025年最新版|GPTs徹底活用ガイド】カスタムGPTの作り方と“モデル選択”完全解説

GPTsは、ノーコードでカスタムAIボットを作成できる機能で、2025年にはモデル選択が可能になり、用途に応じた最適なモデルを選べるようになった。最新モデルにはGPT-4o、GPT-4.1、o3-proなどがあり、それぞれ異なる特性と推奨ユースケースがある。ビジネス活用事例として、JPMorgan ChaseやPwCが挙げられ、プライバシーやコスト管理の注意点も重要である。タスクに合ったモデル選択と継続的なメンテナンスが成功の鍵である。

はじめに

ChatGPTの登場から約2年半。“誰でも自分専用のChatGPTを作れる”機能「GPTs」は、業務効率化や学習、クリエイティブ領域で欠かせない存在になりました。2025年6月現在、GPTsはついに“モデル選択”が可能となり、用途やコストに合わせて最適なモデルを選べるようになっています。本記事では最新情報を踏まえ、GPTsの基礎からモデル選択のコツ、ビジネスでの実践例までを感情豊かに解説します。


GPTsとは?―ノーコードで“自分専用ChatGPT”を作る仕組み

GPTsは、指示(プロンプト)・追加知識・機能設定を組み合わせて作るカスタムAIボットです。2023年11月の発表時から「コード不要で誰でも作れる」点が注目され、社内FAQボットからWebライター支援、研究補助など幅広い用途に拡大しています。(openai.com)

GPTsが伸びた理由

-** 配布と共有が簡単**:GPT Storeで公開し、リンク1つで社内外へ配布 -** 外部アクション連携**:APIを登録し、業務システムと双方向にやり取り -** 学習データの安全管理**:ビルダーが許可しない限り、ユーザーの会話は第三者へ共有されない設計


2025年の最新モデル事情 ― GPT-4o / GPT-4.1 / o3-pro …どう違う?

モデル主な特徴推奨ユースケース提供プラン
GPT-4o高い推論力・マルチモーダル(画像/音声)高度な分析、画像+テキスト混在無料版(制限有)/Plus / Team / Pro
GPT-4.1コーディング・指示追従が強化、応答高速エンジニア向けペアプロ、説明生成Plus / Pro / Team
o3-proo3系最高の信頼性・長文推論法規制チェック、研究レビューPro (6月10日ローンチ)
o4-mini小型・高速・低コストFAQボット、大量問い合わせ対応無料版/Plus/Team

ポイント

  • モデルは毎月のように更新・入替があり、GPTsも自動で最新スナップショットへ追随します。
  • コスト・速度・精度を見比べ、目的に最適なモデルを選ぶことが成功の鍵です。

待望の“モデル選択”機能が到来!GPTsビルダーで何ができる?

2025年6月のアップデートで、GPTsビルダーにモデルピッカー(プルダウン)が追加されました。ビルダーは推奨モデルを設定し、利用者側に自動表示させることが可能に。(ChatGPT — Release Notes)

使い分けの実例

1.** コスト重視の社内FAQ**

  • 推奨モデル:o4-mini
  • 1日1,000件超の問い合わせでもレスポンス高速・低コスト 2.** 法務チェックGPT**
  • 推奨モデル:o3-pro
  • 長文契約書を解析し、説明責任を果たすため精度最優先 3.** プログラミングチューターGPT**
  • 推奨モデル:GPT-4.1
  • コード補完精度と実行速度のバランスが良い

Tips -** カスタムアクション付きGPT**では一部モデルが選択不可。まずはアクションを外して試すと選択肢が増えます。

  • 推奨モデルを設定しなくても、ユーザー側が自由にモデルを切り替えられる設計も選べます。(ChatGPT — Release Notes)

モデル選択については、下記の記事もご参考ください


カスタムGPTを作る5ステップ

  1. GPTsビルダーを開く
  2. 指示などを入力
  3. 知識アップロード
  4. 機能設定
  5. モデル選択&公開

###** 1.GPTsビルダーを開く**

  • chatgpt.com/create にアクセス
  • またはログイン後、左サイドバーの「GPT」をクリックし、「+作成する」から作成

###** 2.指示などを入力**

  • 名前:GPTsの名前
  • 説明:このGPTsの説明
  • 指示にプロンプトを入力する
プロンプト例

あなたは、企業内のITサポートチームの一員として訓練されたAIアシスタントです。主に非IT系社員からの問い合わせに対応し、ITトラブルや操作方法の案内を行う役割を担います。

【目的】

  • 社員がITトラブルに直面した際、最小の手間で問題解決に導く
  • 社内ナレッジベース(アップロードされたファイル)を最大限活用し、的確な情報を提供する
  • IT部門の負担を軽減し、自己解決率を高める

【基本方針】

  1. 専門用語はなるべく使わず、初心者にも理解できるように説明する
  2. トラブル対応は、可能な限りステップバイステップで案内する(番号付きリストを推奨)
  3. 端末の種類・OS・ネットワーク環境などが不明な場合は、初めに簡潔に確認する
  4. 回答が曖昧になる場合は、無理に答えず「ITサポートチームにご確認ください」と案内する
  5. セキュリティ・認証・システム障害等のリスクがある場合は慎重に回答し、即時の人間対応を促す

【具体的な対応例】

  • VPN接続に失敗した場合は、「使用OSの確認→エラーメッセージの確認→再起動→再接続→ログ収集」の順に誘導
  • Outlookの送信トラブルは、まずインターネット接続・容量制限・迷惑メール設定を順に確認
  • Slackの通知が来ない場合は、通知設定・集中モード・OS側の設定を順にチェックさせる

【情報の聞き返しテンプレート】 以下のような追加質問を必要に応じて行ってください:

  • 端末の種類とOS(例:Windows 11 / MacOS 14 / iPhone)
  • 利用しているアプリ名・バージョン(可能であれば)
  • 発生しているエラーメッセージや表示内容
  • 社内ネットワーク/VPNの接続状況

【禁止事項】

  • 自作スクリプトの提案、レジストリ変更など高リスクな操作の案内は不可
  • パスワード・個人情報の取得を促す行為は禁止
  • 社外サービスへのアクセスや判断は避ける(明確な社内ルールがある場合を除く)

【トーンと表現】

  • 丁寧で落ち着いたビジネスライクな口調(敬語ベース)
  • ただし堅苦しくなりすぎず、社内チャットに適した自然な言い回しで
  • 例:「ご確認ありがとうございます」「ご不明点があればいつでもお知らせください」

【終了メッセージ】

  • 案内が完了したら、「他にも何かお手伝いできることがあれば、お気軽にお知らせください。」と付け加えてください。
  • 会話のきっかけ:最初に表示され、ユーザーは押すだけでその会話が開始される

###** 3.知識アップロード**

  • FAQやマニュアルPDFをドラッグ&ドロップ

###** 4.機能設定**

  • Web検索・画像生成・データ分析ツール等をON/OFF

###** 5.モデル選択&公開**

  • プルダウンで推奨モデルを選び、公開設定「自分だけ / リンクを受け取った人 / GPTストア」 のいずれかを選択して公開


ビジネス活用事例

企業生成AIツール/取り組み主な用途・スコープ参考ソース
JPMorgan Chase社内ポータル 「LLM Suite」(2024年〜段階導入、2025年5月時点で約20 万ユーザー)投資メモ作成
リサーチ要約
社員向けQ&A
(ciodive.com, arizent.com)
PwC社内GPT 「ChatPwC」 +** AI Academy**(全ネットワーク約28 万人対象)監査ワークペーパー下書き
コンサル提案のドラフト
社員向けAIリテラシー研修
(businessinsider.com, pwc.com)
IKEA従業員支援ツール 「Hej Copilot」(Microsoftと共同開発)商品説明原稿・画像生成・資料作成の自動化
店舗スタッフ向けAIリテラシー教育
(ingka.com, businessinsider.com)

注意点とベストプラクティス

  1. プライバシー
    • GPTsはデフォルトでビルダーに会話内容が共有されませんが、外部API連携時は要確認。 2.** 継続的アップデート**
    • モデル更新で応答にズレが出ることも。月次でテストしプロンプトを調整しましょう。(e-discoveryteam.com) 3.** コスト管理**
    • o3-proは高精度だが応答遅延・料金が大きい。タスク難度でモデルを切替えてバランスを取るのがおすすめ。

まとめ表

目的推奨モデル理由料金感(ChatGPT)
FAQ・チャットサポートo4-mini高速・低コスト無料〜Plus
コーディング支援GPT-4.1コード性能◎Plus / Pro
長文法務解析o3-pro信頼性最高Pro
画像+テキスト分析GPT-4oマルチモーダルPlus / Team

用語・サービスリンク集

さいごに

AI活用を加速させる鍵は、タスクに合ったモデル選択と継続的なメンテナンスです。株式会社 Elcamyでは、AI開発から運用、プロンプト最適化までトータルにご支援しています。モデル選定に迷ったら、ぜひお気軽にお問い合わせください。



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