
「ChatGPT・Claude・Gemini・DeepSeekのどれを使えばいいのかわからない」「調べても数カ月前の情報で、いつの間にか内容が古くなっている」——AIをこれから業務に取り入れたい方からは、こうした声がよく聞かれます。
AIモデル選びで失敗しないためのポイントは、①どの作業に使いたいか、②どこまでコストをかけられるか、③どの程度のセキュリティ水準が必要か、という3つの軸を先に整理し、それに合う最新モデルを選ぶことです。2026年8月時点では、ChatGPTはGPT-5.6、ClaudeはOpus 5・Sonnet 5、GeminiはGemini 3.6 Flash・3.5 Flash-Lite・3.1 Proが主力モデルとなっています。
本記事はChatGPT・Claude・Geminiなどのプラットフォームが採用するAIモデル自体の違い・料金・セキュリティに絞って解説します。各社のAIモデルは数カ月おきに世代交代し、料金プランも階層が増えて複雑になっています。この記事では2026年8月6日時点の公式情報をもとに、主要AIモデルの最新世代・料金・セキュリティ面の違いを整理し、目的別にどのAIを選べばよいかをまとめます。
本記事の位置づけ:本記事は ChatGPT・Claude・Gemini・Copilot・DeepSeekのAIモデル自体(GPT-5.6・Opus 5・Gemini 3.6 Flashなど基盤モデルの世代・料金・特性)を比較します。Felo.ai・Genspark・Groqなど多様なAIサービス・ツールを用途別に比較した記事は、用途別おすすめAI9選を徹底比較をご覧ください。
- 2026年8月時点の主要AIモデルの最新世代(GPT-5.6、Claude Opus 5・Sonnet 5、Gemini 3.6 Flashなど)とその違い
- ChatGPT・Claude・Gemini・Microsoft Copilot・DeepSeekそれぞれの強みと料金プラン
- 画像生成AI・AIリサーチエージェント(Deep Research、Manus、Genspark等)の選び方
- 用途別(文章作成・コーディング・リサーチ・画像生成等)に見たおすすめモデル
AIモデル選びの判断軸は何?
AIモデルを選ぶときの判断軸は、目的(どの業務に使うか)・コスト(無料枠で足りるか)・セキュリティ(社内情報を扱えるか)の3つです。この3つを先に決めておくと、数多くの選択肢の中から自分に合うモデルを絞り込みやすくなります。
- 目的:文章作成・要約・コーディング・リサーチ・画像生成など、AIに任せたい作業の種類を先に決めます。
- コスト:無料プランでどこまで使えるかを確認し、足りない場合にどのプランへ上げるべきかを判断します。
- セキュリティ:社内の機密情報を扱う場合は、法人向けプラン(Business/Enterprise等)のデータ取り扱いポリシーを事前に確認します。
この3軸を踏まえたうえで、各社の最新モデルを具体的に見ていきましょう。
2026年8月時点、各社の最新AIモデルはどう違う?
2026年8月時点の主要AIサービス・最新モデル早見表
2026年8月時点で主要5サービスの最新モデルを比較すると、ChatGPTはGPT-5.6、ClaudeはOpus 5・Sonnet 5、GeminiはGemini 3.6 Flash・3.5 Flash-Lite・3.1 Pro、CopilotはGPT系モデルを中心に内包、DeepSeekはV4(Pro/Flash)が主力です。
| サービス | 提供元 | 最新モデル | 個人向け最安有料プラン | 特色 |
|---|---|---|---|---|
| ChatGPT | OpenAI | GPT-5.6(Sol/Terra/Luna) | Go:¥1,400/月 | 業務エージェント「ChatGPT Work」、Deep Research搭載 |
| Claude | Anthropic | Claude Opus 5・Sonnet 5 | Pro:$18〜22/月 | コーディング・エージェント用途に強み。上位にFable 5・Mythos 5 |
| Gemini | Gemini 3.6 Flash・3.5 Flash-Lite(軽量系)、3.1 Pro(高性能系) | Google AI Plus:725円/月〜 | Google Workspace連携、Nano Banana Pro画像生成 | |
| Microsoft Copilot | Microsoft | GPT系モデルを中心に内包 | Microsoft 365 Personal内で提供 | Word/Excel/Outlook等へのネイティブ統合 |
| DeepSeek | DeepSeek | DeepSeek V4(Pro/Flash) | Web/アプリ版は無料 | 低価格帯API、オープンウェイト戦略 |
以下、それぞれのサービスの最新動向を詳しく見ていきます。
ChatGPT(OpenAI)
ChatGPT(出典: OpenAI)
ChatGPTの最新フラッグシップは、2026年7月9日に発表されたGPT-5.6です。従来の「Instant/Thinking/Pro」という機能名に代わり、以下の3段階のモデル構成に再編されました(GPT-5.6: Frontier intelligence that scales with your ambition)。また、単に質問に答えるだけでなく業務プロセスそのものを代行するエージェント機能「ChatGPT Work」も同時に案内されました。ChatGPT Workの具体的な活用方法はChatGPT Work 業務フロー自動化ガイド|機能・料金・導入ステップ【2026年版】で詳しく解説しています。
- Sol:複雑な推論・エージェント用途向けの最上位
- Terra:GPT-5.5並みの性能を半分のコストで提供するバランス型
- Luna:最も軽量・低コストなモデル
2026年7月30日には、Lunaの価格が80%、Terraの価格が20%引き下げられており、価格性能比の改善が続いています(Advancing the price-performance frontier with GPT-5.6)。また、一世代前のGPT-5.5では、コンテキスト長(AIが一度に処理できる文章の量)が最大1M〜1.05Mトークン級まで拡張されました(Introducing GPT-5.5)。
GPT-5.6のモデル構成(Sol・Terra・Luna)
GPT-5.6はSol・Terra・Lunaの3段階構成を採用しており、タスクの難易度とコスト感に応じて使い分けることができます。各モデルの位置づけは上記のとおりで、2026年7月に価格改定が行われています。
| モデル | 位置づけ | 向いている用途 | コスト感 |
|---|---|---|---|
| Sol | 最上位(複雑な推論・エージェント用途) | 研究レポート・複雑な意思決定・マルチステップのエージェントタスク | 高 |
| Terra | バランス型(GPT-5.5相当の性能を低コストで提供) | 日常的な文章作成・要約・コーディング補助 | 中(2026年7月に20%値下げ) |
| Luna | 軽量・低コスト | 短文処理・アイデア出し・大量生成タスク | 低(2026年7月に80%値下げ) |
料金
料金プランはFree・Go・Plus・Pro・Business・Enterpriseの階層に分かれており、最も安い有料プランはGoの¥1,400/月(日本)です。正確な金額や利用上限は変更される可能性があるため、最新情報は公式の料金ページで確認することをおすすめします(ChatGPT料金プラン)。法人向けのBusiness・Enterpriseプランは席数課金制で、SAML SSOや管理者向けの利用制御機能が用意されています(ビジネス・エンタープライズ向けプラン)。
| プラン | 月額(日本、目安) | 主に使えるモデル | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| Free | ¥0 | GPT-5.5 Instant | 利用上限:基本枠 / 基本チャット・Deep Research・Codex(各上限あり) |
| Go | ¥1,400/月 | GPT-5.5 Instant | 利用上限:Freeより多い / メッセージ・アップロード・画像生成・メモリが拡大(広告あり) |
| Plus | ¥3,000/月 | GPT-5.6(Sol/Terra/Luna) | 利用上限:Goより多い / Deep Research・Codex拡張・ChatGPT Work対応・新機能先行アクセス |
| Pro | ¥16,800/月〜 | GPT-5.6全モデル(Sol Pro含む) | 利用上限:Plusの5〜20倍 / Deep Research最大活用・高速かつ無制限の画像作成・新機能研究プレビュー |
| Business | ¥3,050/ユーザー/月(年払い) | Plus相当以上 | 利用上限:無制限(安全対策あり)/ SAML SSO・MFA・請求管理一元化・データ非学習 |
| Enterprise | カスタム価格 | Business相当以上 | 高度なセキュリティ・データレジデンシー・年中無休優先サポート・ボリューム割引 |
料金・機能は変更される場合があります。
GPTs(カスタムAIアシスタント)
GPTsは、ChatGPT上で作れるカスタムAIアシスタントです。プログラミング不要で特定の役割・知識・指示を組み込めるため、社内FAQ対応や特定業務専用のAIを自作できます。詳しい作り方はGPTs完全ガイドをご覧ください。
グループチャット機能
ChatGPTのグループチャット機能を使うと、最大20人のメンバーがChatGPTを交えた共同作業をひとつのスレッドで行えます。詳しい使い方はChatGPTグループチャット完全ガイドをご覧ください。
Claude(Anthropic)
Claude(出典: Anthropic)
Claudeが得意とするのは、コーディングやAIエージェントが自律的にこなす長時間タスク、大規模なコードベースを扱う作業です。2026年6月30日に発表されたClaude Sonnet 5は、速度と知性のバランスが良い主力モデルです(Introducing Claude Sonnet 5)。Claude Opus 5とSonnet 5はいずれも1Mトークンのコンテキスト長を標準搭載しています(Context windows)。
さらに2026年6月9日には、Opus 5・Sonnet 5よりも上位の新しいフロンティア階層として「Claude Fable 5」「Claude Mythos 5」が発表されました。
Claudeの現行モデル構成(2026年8月時点)
2026年8月時点のClaudeは、上位から順にMythos 5・Fable 5・Opus 5・Sonnet 5の4モデルが主要ラインナップです。Fable 5はソフトウェアエンジニアリング・知識業務・科学研究などのベンチマークで高い性能を発揮する一般提供モデルで、Mythos 5はサイバーセキュリティ特化の最上位モデルとして限定的に提供されています(Claude Fable 5 and Claude Mythos 5)。
| モデル | 位置づけ | 向いている用途 |
|---|---|---|
| Claude Mythos 5 | 最上位(サイバーセキュリティ特化・限定提供) | 高度なサイバー防御業務(Project Glasswingを通じた限定アクセス) |
| Claude Fable 5 | 上位フロンティア(一般提供) | 高難度のコーディング・長時間エージェントタスク・科学研究支援 |
| Claude Opus 5 | 標準上位モデル | コーディング・大規模コードベースでの作業・複雑な長文処理 |
| Claude Sonnet 5 | 主力(速度と知性のバランス型) | 日常的な文章作成・分析・コーディング補助・エージェント用途 |
Mythos 5の詳細な利用条件は変更される可能性があるため、利用を検討する場合は公式アナウンスを確認することをおすすめします。
料金
料金プランはFree(無料)・Pro・Max・Team・Enterpriseの階層です。Proプランは月額22ドル(年払いの場合は18ドル/月相当)で、Claude Code・Claude Cowork・無制限のプロジェクト作成・Researchツールなどが利用できます。API利用時のトークン単価は、Claude Opus 5が入力5ドル/出力25ドル(100万トークンあたり)、Claude Sonnet 5は2026年8月31日まで入力2ドル/出力10ドルの導入価格が適用され、2026年9月1日以降は入力3ドル/出力15ドルの標準価格に切り替わる予定です(Pricing - Claude Platform Docs)。
| プラン | 月額(目安) | 主に使えるモデル | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| Free | $0 | Claude Sonnet 5 | 利用上限:基本枠 / 基本チャット・Web検索・メモリ機能 |
| Pro | $18〜22/月 | Claude Sonnet 5・Opus 5 | 利用上限:Freeより多い(倍率非公開) / Claude Code・Cowork・Design・Science・プロジェクト無制限 |
| Max | $110/月〜 | Claude Sonnet 5・Opus 5・Fable 5 | 利用上限:Proの5〜20倍 / 最高優先度アクセス |
| Team Standard | $22/席/月(年払い) | Claude Sonnet 5・Opus 5・Fable 5 | SSO・管理者コンソール・監査ログ・Drive/Slack連携 |
| Team Premium | $110/席/月(年払い) | Claude Sonnet 5・Opus 5・Fable 5 | Team Standardの全機能+さらに多い利用上限 |
| Enterprise | $22/席(年払い)+API料金 | Claude Sonnet 5・Opus 5・Fable 5 | SCIM・HIPAA対応・役割ベースのアクセス制御・カスタムデータ保持制御 |
各プランで利用できるモデルは料金ページをご確認ください(Plans & Pricing)。
Gemini(Google)
Gemini(出典: Google)
Geminiは、Google WorkspaceやGoogle検索との連携、テキスト・画像・音声・動画を横断するマルチモーダル処理に向いたAIです。2026年8月時点で公式モデル一覧に掲載されている最新モデルは、軽量系のGemini 3.6 Flash・3.5 Flash-Liteと、高性能系のGemini 3.1 Proです(下記比較表参照)。
Geminiの現行モデル構成(2026年8月時点)
2026年8月時点でGemini APIの公式モデル一覧に掲載されている主要モデルは次のとおりです。3.6 Flashはエージェントやマルチモーダルタスクでの速度と性能のバランスが特徴で、3.5 Flash-Liteは高スループット処理に特化した軽量モデルです(Gemini models)。
| モデル | 位置づけ | 向いている用途 |
|---|---|---|
| Gemini 3.6 Flash | 最新の高速系(エージェント・マルチモーダル対応) | 高速チャット・要約・エージェントタスク・大量テキスト処理 |
| Gemini 3.5 Flash-Lite | 軽量・低コスト系(最速・最もコスト効率が高い) | コスト優先の大量処理・分類・低レイテンシが必要なAPI用途 |
| Gemini 3.1 Pro | 高性能系(公式最新Proモデル・Preview版) | 高度な推論・複雑な問題解決・Google Workspaceとの高度な連携 |
料金
有料プランは「Google AI Plus」から始まり、上位に「Google AI Pro」「Google AI Ultra」が用意されています。料金・プラン内容は国や時期によって変更されるため、日本向けの最新価格は公式サイトで確認することをおすすめします。
| プラン | 月額(日本、目安) | 主に使えるモデル | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| Free | ¥0 | Gemini 3.6 Flash・3.1 Pro | 利用上限:基本枠 / Deep Research利用可(高需要時は制限あり) |
| Google AI Plus | ¥725/月〜 | Gemini 3.6 Flash・3.1 Pro | 利用上限:基本枠の2倍 / Deep Research利用可 |
| Google AI Pro | ¥2,900/月〜 | Gemini 3.6 Flash・3.1 Pro | 利用上限:基本枠の4倍 / Deep Research利用可 |
| Google AI Ultra | ¥14,500/月〜 | 全モデル(Deep Thinkモード含む) | 利用上限:Proの最大20倍 / Deep Research利用可 / Deep Think(超推論) |
なお、2026年5月17日の制度変更により、Deep Researchなどの利用上限は固定回数制から計算量ベースの変動制に移行しており、公式には「月◯件」という具体的な数値は公表されていません(Usage limits for Gemini Apps)。料金は国・時期によって変動します。日本向けの最新価格は公式サイトでご確認ください(Google One - AI プラン)。
Microsoft Copilot(Microsoft)
Microsoft Copilotは、Word・Excel・Outlook等のMicrosoft 365のアプリ内にAIをそのまま組み込んだ製品です。単独のAIモデルというより、GPT系モデルを中心に据えたアシスタント機能という位置づけで、既存のMicrosoft 365環境をそのまま使いたい企業に向いています。
料金
Microsoft 365 PersonalおよびFamilyプランには、別途Copilot単体を契約しなくてもCopilotの基本機能が標準搭載されています(Copilot is now included in Microsoft 365 Personal and Family)。日本の料金は以下のとおりです(Microsoft 365(日本))。
| プラン | 月額(日本) | 対象 | Copilotの位置づけ |
|---|---|---|---|
| Microsoft 365 Personal | ¥2,130/月 | 個人(1人) | Copilot基本機能が標準搭載(追加契約不要) |
| Microsoft 365 Family | ¥2,740/月 | 個人・家族(最大6人) | Copilot基本機能が標準搭載(追加契約不要) |
| Microsoft 365 Premium | ¥3,200/月 | 個人・より高度なAI機能が必要な方 | Copilotのより高度な機能が解放 |
| Business / Enterprise 系 | 要問い合わせ | 法人 | 管理者機能・SSO・コンプライアンス機能等 |
DeepSeek
DeepSeek(出典: DeepSeek)
コストを最優先したい場合や、オープンウェイト(モデルの重みが公開された形式)のモデルを自社環境で動かしたい場合は、DeepSeekや新興のオープンウェイト系モデルが選択肢になります。
DeepSeekの最新フラッグシップはDeepSeek V4(Pro/Flash)で、Web・アプリ版は無料で利用でき、APIも低価格帯で提供されています。同様の位置づけでは、Moonshot AIが2026年7月に公開した2.8兆パラメータのオープンウェイトモデル「Kimi K3」(Kimi K3 - Kimi API Platform)、Mistral AIが2025年12月に発表した675Bパラメータの「Mistral Large 3」(Introducing Mistral 3)も、コストを抑えた開発・自社ホスティングを検討する際の候補になります。
DeepSeek V4のモデル構成
DeepSeek V4はProとFlashの2バリアントで構成されており、どちらもWebやアプリから無料で利用できます。API利用時はトークン数に応じた従量課金となります。
| モデル | 位置づけ | 向いている用途 |
|---|---|---|
| DeepSeek V4 Pro | 最上位フラッグシップ | 高精度な推論・コーディング・長文処理を低コストで実行したい場合 |
| DeepSeek V4 Flash | 高速・低コスト版 | 大量テキスト処理・コスト重視のAPI活用・高速レスポンスが必要な用途 |
料金
Web・アプリ版は無料で利用でき、APIはトークン従量課金のみ(サブスクリプションなし)です。
| プラン | 料金 | 主に使えるモデル | 内容 |
|---|---|---|---|
| Web・アプリ版 | 無料 | DeepSeek V4(Pro/Flash) | ブラウザ・アプリから利用可能(公平利用ポリシーあり) |
| API(従量課金) | トークン数に応じた課金 | DeepSeek V4(Pro/Flash) | アプリ・サービスへの組み込み時に利用。サブスクリプションプランはなし |
DeepSeekにはサブスクリプションプランはなく、個人利用はWeb・アプリ版が無料、API利用は従量課金のみです(Models & Pricing)。
ここまではテキスト系AIを中心に見てきましたが、ここからは画像生成AI・音声処理AI・画像処理AIとAIリサーチエージェントも見ていきましょう。
画像生成AIはどれを選べばいい?
画像生成AIの主な候補は以下のとおりです。
- ChatGPT(ChatGPT Images):ChatGPTに内蔵の画像生成機能です。テキストから高品質な画像を生成でき、特に画像内へのテキスト埋め込み精度の高さが特徴です。無料プランでも利用でき(回数・速度に制限あり)、Proプランでは高速かつ上限なしの画像作成が可能です(Introducing ChatGPT Images 2.0、ChatGPT料金プラン)。
- Nano Banana Pro(Gemini 3 Pro Image):Gemini本体と統合されており、テキストを含む高精度な画像生成に対応しています。Googleのツールと連携させたい場合に向いています。料金はGeminiのプラン利用上限に含まれる形式で、API経由での従量課金も可能です(Gemini models)。
- Stable Diffusion(Stability AI):モデルを自社環境で動かせるオープンな画像生成モデルです。2026年8月時点で公式から確認できる最新の主要モデルは「Stable Diffusion 3.5」で、ウェイト(モデルの重みデータ)が公開されているため自社サーバーでの運用は無料(別途GPUなどのインフラ費用が必要)。Stability AI APIを使う場合は従量課金になります(Stability AI News & Updates)。
本記事で紹介した以外のサービスも含めた、より幅広い画像生成AIの機能・料金比較は画像生成AIモデル徹底比較もあわせてご覧ください。
音声処理AIモデルはどれを選べばいい?
会議の文字起こしや音声翻訳には、Whisper(OpenAI)が主要な選択肢になります。
- 開発元:OpenAI開発
- 料金・利用方法:OpenAI API経由では従量課金(有料)。MITライセンス(無償・商用利用可のオープンソースライセンス)で公開されているため、ローカル環境への導入・自社サーバーへの組み込みは無料で可能
- 得意な用途:ノイズ環境下でも比較的高精度な文字起こし・音声翻訳・文字起こし自動化
- 採用実績:ChatGPTのAdvanced Voice Modeや多くのサードパーティアプリで基盤モデルとして利用
画像処理AIモデルはどれを選べばいい?
画像認識・物体検出に特化した専門AIモデルとして、ResNetとYOLOが代表的な選択肢です。これらは汎用AIアシスタント(ChatGPTなど)とは異なり、特定の画像処理タスクに組み込んで使うモデルです。
- ResNet(Residual Network):医療画像診断や製造ライン検査など、高精度な画像分類が必要な業務に向いたオープンソースモデルです。深いネットワーク構造でも精度が低下しにくい「残差接続」の仕組みが特徴で、産業用途の画像認識基盤として広く採用されています(Deep Residual Learning for Image Recognition – Microsoft Research)。
- YOLO(You Only Look Once):自動運転の障害物検出や監視カメラ映像の解析など、リアルタイムで物体を検出したい用途に向いたモデルです。1回の処理で画像全体を解析するため処理速度が速く、Ultralyticsを中心にオープンソースとして継続的に開発されています(Ultralytics YOLO)。
いずれも専門的なシステム開発・インフラ構築が前提となるモデルです。業務への組み込みを検討する場合は、技術要件の整理から始めることをおすすめします。
AIリサーチエージェント(Deep Research・Manus・Genspark)はどう使い分ける?
AIリサーチエージェントを使い分ける基準は、出典付きの調査を重視するならChatGPT Deep Research、業務プロセス全体の自動実行を任せたいならManusやGenspark、というシンプルな軸です。AIエージェントとは、質問に答えるだけでなく、調査・分析・レポート作成までを自動で実行してくれるAIを指します。
- ChatGPT Deep Research:ChatGPT上でWeb検索を実行し、出典付きの調査レポートを自動生成する機能です(Introducing deep research)。プランごとに月あたりの利用回数上限が設けられていますが、正確な回数は改定が続いているため、利用前に公式ヘルプで最新の上限を確認することをおすすめします。
- Manus:調査・資料化・ブラウザ操作までを一括で任せられるAIエージェント系サービスです。クレジット制の料金体系で、無料枠と有料プランが用意されています(Plans and Pricing)。
- Genspark スーパーエージェント:対話形式でタスクを指示すると、Web検索・データ抽出・レポート化までを自動で行うサービスです。有料のPlusプランに加え、限定的な無料枠も用意されています(Gensparkの料金はいくら?)。
用途別に見るとどのAIが向いている?
用途別おすすめAI早見表(各サービスの最新情報は公式サイトで確認)
用途別に見ると、日常的な文章作成にはChatGPT、コーディングにはClaude、Google系ツールとの連携にはGeminiが向いています。用途ごとに向いているAIをまとめると、次のように整理できます。
| 用途 | 向いているAI | 理由 |
|---|---|---|
| 日常的な文章作成・要約 | ChatGPT(GPT-5.6 Terra/Luna) | 無料〜Goプランの低価格帯で幅広い文章生成に対応できる |
| コーディング・長時間のエージェント作業 | Claude(Sonnet 5・Opus 5) | コーディング・エージェント用途に強みがあり、Claude Codeとの連携がしやすい |
| Google系ツールとの連携・マルチモーダル処理 | Gemini(3.6 Flash・3.5 Flash-Lite・3.1 Pro) | Google Workspaceとの連携、画像・音声・動画を横断した処理に対応する |
| Microsoft 365内での業務効率化 | Microsoft Copilot | Word/Excel/Outlookに直接組み込まれており追加の切り替え操作が少ない |
| コストを抑えた開発・API活用 | DeepSeek(V4) | 低価格帯のAPIとオープンウェイト戦略で開発コストを抑えやすい |
| 出典付きの詳細なリサーチ | ChatGPT Deep Research | Web検索と連携した調査・出典整理に対応する |
| 業務プロセスの自動化・作業代行 | Manus・Genspark | ブラウザ操作やファイル処理を含む一連のタスクを自律的に実行できる |
データ分析・リサーチ用途で選ぶには?
データ分析・リサーチ用途では、表やCSVを読み込んでの集計・可視化提案には ChatGPT(GPT-5.6 Terra/Luna) が扱いやすく、長文資料の構造化や要約には Claude(Sonnet 5) が向いています。Google WorkspaceのスプレッドシートやGmailと連携したデータ活用には Gemini も選択肢になります。コストを抑えた大量処理や多言語レポート作成には DeepSeek V4 が低コストAPIとして有力です。
まとめ
- AIモデル選びは、目的・コスト・セキュリティの3つの軸で判断するのが基本です。
- 2026年8月時点の主力モデルは、ChatGPTがGPT-5.6(Sol/Terra/Luna)、ClaudeがOpus 5・Sonnet 5(上位にFable 5・Mythos 5)、Geminiが3.6 Flash・3.5 Flash-Lite・3.1 Proです。
- 無料プランでも基本機能は試せますが、Deep Researchやコーディング支援などの高度な機能は有料プランで解放されるサービスが大半です。
- 画像生成AI・音声処理AI(Whisper等)・画像処理AI(ResNet・YOLO等)も用途に応じて使い分けることで、業務全体の効率化につながります。
出典一覧
- 「GPT-5.6: Frontier intelligence that scales with your ambition」 — OpenAI(2026-07-09)
- 「Introducing Claude Sonnet 5」 — Anthropic(2026-06-30)
- 「Gemini models」 — Google
- 「Microsoft 365(日本)」 — Microsoft
- 「Models & Pricing」 — DeepSeek
- 「Advancing the price-performance frontier with GPT-5.6」 — OpenAI(2026-07-30)
- 「Introducing GPT-5.5」(2026-04-24)
- 「ChatGPT Plans - Free, Go, Plus, Pro, Business, Enterprise」
- 「Business Pricing」
- 「Context windows」 — Anthropic
- 「Claude Fable 5 and Claude Mythos 5」(2026-06-09)
- 「Pricing - Claude Platform Docs」
- 「100 things we announced at Google I/O 2026」 — Google(2026-05-19)
- 「Google One - AI プラン」
- 「Copilot is now included in Microsoft 365 Personal and Family」 — Microsoft(2025-01-16)
- 「Kimi K3 - Kimi API Platform」 — Moonshot AI
- 「Introducing Mistral 3」 — Mistral AI(2025-12-02)
- 「Introducing ChatGPT Images 2.0」 — OpenAI(2026-04-21)
- 「Stability AI News & Updates」 — Stability AI
- 「Introducing deep research」 — OpenAI(2025-02)
- 「Plans and Pricing」 — Manus(Butterfly Effect)
- 「Gensparkの料金はいくら?」 — Genspark公式ブログ
- 「令和7年版 情報通信白書|企業におけるAI利用の現状」 — 総務省(2025-07)
- 「生成AIに関する企業の動向調査(2026年3月)」 — 株式会社帝国データバンク(2026-05-14)
- 「Plans & Pricing」 — Anthropic
- 「Usage limits for Gemini Apps」 — Google(2026-05-17更新)
関連サイト
- Perplexity — 検索連携に強いAIリサーチアシスタント
- Grok — xAIが開発する対話型AI
- Deep Residual Learning for Image Recognition – Microsoft Research — ResNet論文のMicrosoft Research公式ページ
- Ultralytics YOLO — リアルタイム物体検出モデルYOLOの開発・提供元

執筆者:えだまめ
Elcamyでバックオフィスとブログ執筆を担当。AI未経験の状態からAI活用を学び、Claude CodeをはじめとするAIエージェントの実務活用法を発信している。
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