【クラウド vs オンプレミス】セキュリティ面で選ぶなら?徹底比較!
ElamyではGoogle Cloudを用いたデータ分析基盤の構築や、生成AIを用いた業務支援まで対応可能です。生成AIやデータ活用によって事業を前に進めたい方は、お気軽にご相談くださ—い。
1. クラウドとオンプレミスの基本的な違い
まず、それぞれの特徴を整理しましょう。
クラウドとは?
クラウド(Cloud)とは、 インターネット経由で提供されるITリソース(サーバー、ストレージ、データベースなど) のことを指します。企業は自社でハードウェアを用意する必要がなく、以下のようなクラウドサービスを利用できます。
クラウドサービス | 提供企業 | 主な特徴 |
AWS(Amazon Web Services) | Amazon | 世界最大規模のクラウド |
Microsoft Azure | Microsoft | 企業向けサービスが充実 |
Google Cloud Platform(GCP) | AI・データ解析に強み |
特徴:
✅ 初期投資が少なく、すぐに導入可能
✅ インターネット経由でアクセスできる
✅ クラウド事業者がセキュリティを管理
オンプレミスとは?
オンプレミス(On-Premises)とは、 企業が自社でサーバーやネットワークを管理し、社内に設置するITインフラ のことを指します。
項目 | オンプレミスの特徴 |
物理的な管理 | サーバーを企業内に設置 |
セキュリティ管理 | 企業が独自に設定 |
導入コスト | 高額(ハードウェア・保守費用) |
特徴:
✅ データの完全な所有権を持てる
✅ カスタマイズ性が高い
✅ 外部の影響を受けにくい
セキュリティ観点での比較
クラウド | オンプレミス | |
データ管理 | クラウド事業者が管理 | 企業が完全管理 |
セキュリティ対策 | プロバイダーが最新の対策を提供 | 企業が独自に対応 |
物理的な制御 | 事業者のデータセンター | 企業が自社内で管理 |
導入の手軽さ | 簡単に導入可能 | 設備投資と時間が必要 |
2. クラウドのセキュリティ面のメリット・デメリット
✅ クラウドのメリット
🔹 最新のセキュリティ対策が自動適用
クラウド事業者は常に最新のセキュリティパッチを適用しており、 脆弱性への対応が迅速 です。
🔹 24時間365日のセキュリティ監視
大手クラウドプロバイダーは 専門のセキュリティチームが常時監視 し、サイバー攻撃への対応を強化しています。
🔹 ゼロトラストセキュリティの採用
「ゼロトラスト」とは 「すべてのアクセスを信用しない」 というセキュリティモデルで、クラウド環境では導入しやすい仕組みです。
❌ クラウドのデメリット
⚠ クラウド事業者に依存するリスク
サービス障害が発生すると 自社で復旧ができない ことがあります。
⚠ データ漏洩のリスク
マルチテナント環境(複数企業が同じクラウドを利用)では、 他社のセキュリティ問題が影響する可能性 もあります。
⚠ 法規制の問題
データが 海外サーバー に保管される場合、 GDPR(EU一般データ保護規則) などの法規制を考慮する必要があります。
3. オンプレミスのセキュリティ面のメリット・デメリット
✅ オンプレミスのメリット
🔹 データの完全な所有権を確保
企業がサーバーを管理するため、 データ漏洩のリスクを最小限に抑えられます。
🔹 高いカスタマイズ性
企業のセキュリティ要件に応じて 防御システムを自由に構築 できます。
🔹 外部からの攻撃リスクが低い
クラウドのように インターネットを介した攻撃を受けるリスクが少ない です。
❌ オンプレミスのデメリット
⚠ セキュリティ対策が自己責任
最新のセキュリティパッチ適用や脆弱性管理は 企業自身が対応する必要 があります。
⚠ 専門的なIT人材が必要
オンプレミス環境の維持には、 高度な知識を持つ人材が不可欠 です。
⚠ 災害対策が難しい
クラウドはデータの 自動バックアップ や 冗長化 が可能ですが、オンプレミスでは 自社で災害対策を整える必要 があります。