「GUI」と「CLI」とは?初心者でもわかる基礎と違いを徹底解説
GUIとは?
GUIの基本
GUIは「Graphical User Interface(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)」の略です。これは、アイコン、ボタン、ウィンドウといった視覚的要素を通じて操作するインターフェースを指します。WindowsやMacのデスクトップ画面、スマートフォンのタッチ操作が代表的な例です。
GUIの具体例
例えば、ファイルをコピーする操作を考えてみましょう。
- コピーしたいファイルを右クリック。
- 表示されたメニューから「コピー」を選択。

- 貼り付け先を右クリックして「貼り付け」を選択。

フォルダ2に、コピーされました。

これら一連の操作は、全てGUIによって直感的に行えます。
GUIのメリット
- 直感的な操作: アイコンやボタンをクリックするだけで操作でき、初心者にも優しい設計。
- 視覚的フィードバック: 操作ミスやエラーが画面上に明確に表示されるため、安心感があります。
GUIのデメリット
- リソース消費が多い: グラフィカルな要素を表示するため、高いパフォーマンスの端末が必要になる場合があります。
- 複雑な操作には不向き: 複数のタスクや繰り返しの作業を一括で行うには手間がかかります。
CLIとは?
CLIの基本
CLIは「Command Line Interface(コマンドライン・インターフェース)」の略で、文字ベースのコマンドを直接入力して操作するインターフェースです。Windowsの「コマンドプロンプト」やMac/Linuxの「ターミナル」がその例です。
CLIの具体例
ファイルをコピーする場合、CLIでは以下のようなコマンドを入力します:
たった一行で操作が完結する点がCLIの特徴です。
実際にWindowsのコマンドプロンプトで入力すると下記のような感じです。

上記実行後、フォルダ3に、ファイルがコピーされていました。

パスとは
コンピュータ上で特定のファイルやフォルダがどこに存在しているかを示す場所(アドレス)を表す文字列のこと
CLIのメリット
- 効率的な操作: 繰り返しの作業や複雑なタスクを一括で処理できる。
- 軽量で高速: グラフィカルな要素が不要なため、古いパソコンや低スペックな環境でも快適に動作します。
CLIのデメリット
- 習得の難易度が高い: コマンドの書き方や構文を覚える必要があり、初心者にはハードルが高い場合があります。
- 視覚的フィードバックが少ない: エラー内容がテキストで表示されるため、何が問題かを理解するのに時間がかかることがあります。